毎日のように

以前は大手と中小零細は顧客を分け合って、「不可侵条約」のようなものがあった。

バブル後にそれが崩れ、大手の新入社員が「肝試し」のように〝ウチにやらせてください!〟〝絶対、今より安くします!〟とやりだしたからだ。
山の後輩で大日本に就職した奴がいるが、技術部門に就職したのに最初は営業。
で、毎日のように飛び込みをさせられたらしい。
それで上に書いたような方法で1件でも顧客が取れれば万々歳と言う、メチャクチャなやり方だった。
その頃の小生のノルマが500万ぐらいの時に月のノルマが2000万とか…
挙句、原価計算が出来ない奴が仕事を取ってくるので採算が合わない仕事が多く、子会社から孫会社を経て、外注先や我々のようなところに回ってくる。
赤字の仕事など誰もやりたがらないが、〝今月分の社員の給料が〟とか〝来月の家賃が〟と言う印刷屋が赤字で請けて大損していた。
当然、そう言うところは時間の問題で無くなっていく。

こういう「製造業」とは名ばかりのメチャクチャなやり方で大手は「生き残り」を掛けたが、皺寄せは常に小さいもの、弱いものに来る訳でこれは何処の業界でも同じだろう。